パートナーと死別後の再婚
愛するパートナーと死別し、悲しみに暮れている方は少なくありません。
40~50代の年代の場合は特に、パートナーと死別するという方が多く、子育てに奮闘しながら、日々を過ごしているという方も多いでしょう。
子育てがひと段落をした段階で再婚を考えるという方も多く、再婚をすることで、子供により良い環境を作れるケースも少なくないのです。
パートナーと死別後、再婚をするという方は実は多く、10パーセント前後の方が、死別後、再婚をする傾向にあります。
もちろんこちらは人によっても異なりますが、いつまでも悲しみに打ちひしがれていることは出来ず、前を向くために、新しい出会いを求めるという方も多いのです。
ご夫婦によっては、結婚をしてから二人で話をしたときに、自分に万が一のことがあった時には、再婚をしてほしいと伝えられているご家庭もあるでしょう。
亡くなった相手のためにも、遺された家族のためにも、そして自分自身のためにも、再婚は視野に入れることが大切です。
女性の場合は期間に制限が出ることも
ですが、女性の再婚の場合は、一定の期間、再婚をしてはいけないと決められていますので、事前に確認しておきましょう。
法律では、女性の場合、パートナーとの死別後、100日が経過しなければ、再婚することが出来ないとされています。
その理由は、妊娠にあります。
万が一再婚をすぐに許可をしてしまうと、妊娠をした際に、前の旦那様のお子さんなのか、今の旦那様のお子さんなのか、判断が出来なくなる恐れがある為です。
その為法律で、女性の場合は死別後100日が経過しなければ再婚を出来ないと設けられており、お子さんが誰の子なのかをわからなくならないようにする配慮が設けられています。
ただし、死別時に妊娠していないことが明確な場合や、死別後に出産をした場合は、この期間制限はなくなります。
こうした条件の場合は、誰の子供かわからなくなるような事態が起きず、再婚禁止期間を設ける意味がない為です。
ある程度ケースバイケースで再婚禁止期間もなくなりますので、新しいパートナーが出来る際には、女性は色々と気を使っておきましょう。
このように、法律的にも再婚をすることは認められており、男性の場合は、法的な規制は特にありません。
パートナーの死別は非常に辛いものがありますが、ある程度喪に服したら、いつまでも泣いてばかりおらず、次の事も考える心の余裕を持てるようになると良いでしょう。