熟年離婚

第2の人生?熟年離婚の増加の背景とは

子供の独立をきっかけに熟年離婚するご家庭も

熟年離婚をするご家庭は近年増加傾向にありますが、そのうちの理由の一つが、お子さんの独立をきっかけにしたものです。
今まではお子さんが居たからこそ、お子さんのために家事をしていた、生活をたてていたという緊張感が、お子さんの独立を切っ掛けになくなってしまい、離婚して第二の人生を始めたいと感じる方が多いでしょう。

こちらの理由は男女ともにある理由で、今まで何となく言い出せなかったことを、お子さんの独立をきっかけに伝えるというケースが少なくありません。
第二の人生を他のパートナーと歩みたいと考えている方も多く、その結果、熟年離婚に繋がってしまうと言えるでしょう。

定年をきっかけに、お互いの性格の不一致が露呈

旦那様の定年をきっかけに、旦那様が家にいることが増えた結果、今まで保たれていた適度な距離感が崩れて、性格の不一致が露呈し、離婚に繋がるというケースも少なくありません。
定年後はゴロゴロと家で寝転がってばかりな旦那様を見て幻滅してしまうという奥様も多く、女性の場合は特に、こちらが原因で離婚に踏み切るという方が少なくないのです。

家事も手伝わず、自分ばかり良いようにこき使われた結果、ある日突然ぷつんときて、何も言わずに家を出るという方も多いでしょう。
女性は何の前触れもなく、こうした行動に走りますので、定年後の旦那様は、特に注意が必要です。

親の介護問題や遺産相続問題でのトラブルが原因で離婚

介護親の介護を始め、遺産相続問題などが発生しやすい時期。
このタイミングで、キチンと夫婦協力が出来ていない、片方にばかり負担が押し付けられているという事態に陥っている場合は、片方が離婚を切り出すことが少なくないでしょう。
特に、義両親の面倒を見させられているという場合は特に、いつ何時ご家族がぷっつんしてしまうかわかりません。
介護は特にデリケートな問題ですので、1人に任せることが無いように、専門家や家族と協力をしながら、助け合って行うことが大切です。

日頃からしっかりとコミュニケーションを取り、相手を大切にすることが大切

熟年離婚を防ぐためには、日頃から夫婦間でしっかりコミュニケーションを取り、お互いを尊重しあって助け合っていくことが大切です。
相手を大切にすることで、自分も大切にしてもらえますので、正に理想の夫婦関係を築き上げることが出来るでしょう。
相手の苦労をきちんとねぎらい、お礼や謝罪はその都度しっかりと言葉で伝えて、相手をいたわるようにすることで、不満もたまらずに、夫婦円満で過ごしやすくなります。

また、記念日などを大切にすることも重要です。
お互いの誕生日や結婚記念日など、記念日くらいは、お互いを夫婦ではなく、恋人として見られるように、お互いがお互い着飾ってお出かけをするようなことをしても良いでしょう。