俳句

俳句で心の詩を読もう

5・7・5で作る世界、俳句

5・7・5の言葉を使って、特定の状況や世界を表現する、古来からの伝統的言葉遊びの一つが、俳句です。
5・7・5の形式に収まるように特定の景色や心情を表現するとともに、季語を加えて季節感も入れるという決まりの元、自分だけのオリジナルの世界を表現していきます。

40代~50代前後になるとハマりだす方が多い遊びで、俳句の会なども非常に多く、俳句に利用する台紙なども、手軽にゲットできるでしょう。
直接的に伝えることはもちろん、自分の心情や、その時思ったことを言葉の中に託すことで、言葉から様々なシーンが読み取れる、日本ならではの美しい文化として知られています。

そんな俳句ですが、5・7・5のリズムに当てはめる、季語を加えるというルールさえ守っていれば、どんなことをしても構いません。
ストレートに思いの丈を綴るもよし、倒置法などの技法を駆使して、合えて色々な心情を伝える様にするもよし、同じ言葉でも、使い方次第で様々な楽しみ方がある、正に、心の詩として愛されています。

物の見方が広がり、言葉遊びを楽しめる

俳句を詠む際にはある程度決まりがありますので、自分が伝えたいことを伝えるためにはどうすれば良いのか、色々な角度で情景を想像します。
その結果、物事も一方向からのみならず、様々な角度から見られるようになり、物の見方が広がりやすくなるのが魅力です。
ついつい一直線でしか物事を見られないという方が俳句を始めた結果、様々な人の俳句を聞き、色々な見方をする様になったというケースも多いでしょう。

また、言葉遊びを楽しめるのも俳句の魅力です。
同じ言葉でも、使うタイミングや使い方によって全く違った印象になるとともに、同じ季語でも使い方ひとつで、様々な場面に活用できるという点が、楽しみ方の一つといえます。

一人ではもちろん、俳句仲間と一緒に楽しむことも出来る

1人で色々な場所に赴き、俳句をしたためるという楽しみ方はもちろんの事、俳句の会などに入って、俳句仲間と一緒に俳句を楽しむというのも、楽しみ方の一つです。
ただし、俳句の会によっては癖が強く、同じ様な傾向の俳句しか受け入れられないようなつまらない会もありますので、入会する際には、自分が楽しめるかどうかを考えることが重要になります。
俳句は自分の心の詩、正解不正解が無いからこそ、自分自身が楽しめる環境を見つけることが大切です。